2015年8月29日土曜日

権利意識と被害者意識、怒りと憎悪、敵愾心と攻撃性

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2015年8月 29日「権利意識と被害者意識、怒りと憎悪、敵愾心と攻撃性


概要
権利が侵害されていること、また権利が与えられていないことを主張する際には、不利益を受けていることを訴える必要がある場合が多いと思います。『不利益を受けている』とか『被害を受けている』という訴えは、無意識に強くなりやすいものだと思います。
被害を強く訴えることで、被害者意識が強まることが多いと思います。人は自分でも気づかないまま、自分自身で被害者意識を強めると思うのです。
被害者意識は、敵愾心や憎悪を掻き立てることがあると思います。それらには怒りが抱き込まれていることが多いと思います。
この世界には『差別』が溢れていると思います。差別を受けている者は、被害者意識や敵愾心や憎悪や怒りを高ぶらせることがあると思います。 
そして被害者意識は、強まり続けていくことが多いものの、収まりにくいものだと思います。差別を受けているという意識も、簡単には消えないものだと思います。
しかしそんな被害者意識や差別を受けているという意識は、他者には理解されにくいことが多いと思います。殊に差別をしている人たちは、差別されている人たちの苦痛を過小の認識するものだと思います。
差別をしているという認識が一切ないことも稀ではないと思います。
時に、勘違いや思い込み、俗にいう被害妄想もないわけではないと思います。しかし仮に勘違いや思い違いだったとしても、人は被害者意識を持つことがあると思います。
 そしてそれはやはり怒りを抱き込み、敵愾心や憎悪と共に強まり続けるものだと思います。
そう考えると、差別によって引き起こされる悲劇をなくすには、並大抵のことでは出来ないと思います。
 本気で差別をなくすことに取り組まなければならないと思います。